「ジェントルマン」はどんなときも平和を思う気持ちと品格をけして忘れない
評価「★★★★☆」
<解説> スタイリッシュな英国紳士が過激なアクションを繰り広げる人気スパイアクション「キングスマン」シリーズの3作目。第1次世界大戦を背景に、世界最強のスパイ組織「キングスマン」誕生の秘話を描く。表向きは高級紳士服テーラーだが実は世界最強のスパイ組織という「キングスマン」。 国家に属さない秘密結社である彼らの最初の任務は、世界大戦を終わらせることだった。1914年、世界大戦を裏でひそかに操る闇の組織に対し、英国貴族のオックスフォード公と息子のコンラッドが立ち向かう。人類破滅へのカウントダウンが迫るなか、彼らは仲間たちとともに闇の組織を打倒し、戦争を止めるために奔走する。 「ハリー・ポッター」シリーズでも知られる英国の名優レイフ・ファインズがオックスフォード公、「マレフィセント2」「ブルックリンの片隅で」の新鋭ハリス・ディキンソンが息子のコンラッドを演じた。彼らの前に立ちふさがる敵でもある怪僧ラスプーチンには個性派俳優のリス・エバンスが扮した。監督、脚本、製作はシリーズ全作を手がけるマシュー・ボーン。 2021年製作/131分/PG12/アメリカ 原題:The King's Man 配給:ディズニー (https://eiga.com/movie/90542/)
久しぶりに帰ってきたキングスマンシリーズの最新作をみてきました。
COVID19の影響で何回も公開が延期されて作品ですが、
そのたびに自分のなかで期待値が上がってしまいました。
第1作目の『キングスマン:シークレットサービス』が個人的に人生ベストムービーの一つだったので
第2作目の『キングスマン:ゴールデン・サークル』にかなり失望した記憶があります。
今回は今までのキャラクター「エグジー」「ガラハッド」「マーリン」などが登場しないのに
果たして「キングスマンのファンが納得する作品になるか?」が気になった部分でした。
結果的に言うと「多くのキングスマンのファンは納得する映画になった」と思います。
自分自身も驚くほど納得した部分がかなり多かった映画でした。
そもそも今までのキングスマンの監督&脚本を担当した「マシュー・ヴォーン」監督が
今回の監督&脚本を担当したので今までと全く異なるものが出来上がるはずはないとある程度予想はしました。
一言で感想を言うと、「時代もキャラクターも今までと全然違ってもキングスマンはキングスマンだった」になります。
ではここからはこの映画の良かったところ、残念だったところ
<Very Good> ・今までのキングスマンの曲が使われてて「キングスマン感」を楽しめる ・アクションは相変わらずド派手 ・現代のキングスマンの元になった要素をいくつかみせてくれる ・歴史的に実在した人物や出来事が映画内で多くでてすごくリアル ・若者だけではなく、お年寄りも成長する珍しい展開 <Not Enough> ・説明が多すぎる ・黒幕がわかりやすくてサプライズ感があまりない ・主人公は様々なスキルを持っているのにみせてくれるのはほんの少しだけ ・第1次世界大戦に関する歴史的な知識がないと深くは楽しめないかも ・ヴィランが多すぎてラスボスへのフォーカスが短い
結論:1910-1920年代のキングスマンの活躍をもっとみたい!