「アベンジャーズ・エンドゲーム」製作費より1千万ドルもっとかけてこれ?
評価「★★☆☆☆」
ヒーローチームの「Team Up Movie」として
一番有名なのはやはり2012年に公開した『アベンジャーズ』だと思います。
「アベンジャーズと比較する必要はない!」と思っていましたが、
やはり似たようなジャンルの映画の比較はしてしまうし
そもそも「自分の中にある”基準”」というのが映画の評価基準になりますね。
けど
はっきり言ってこの映画は『アベンジャーズ』と比較する対象にもならなかったです。
ではここから自分が残念だと感じた部分の一部を共有しようと思います。
・スーパーマンが「ただ強いヒーロー」だった。まるで「理性があるハルク」のような感じ スーパーマンの存在がDCの世界観でそういうヒーローだったのか... ・バットマンの活躍がなさすぎる。超人たちの中でバットマンの存在感を出す方法をわかってないのかな...バットマンはチームのブレインじゃなかったっけ ・スーパーマンを復活させたら危ないかも!でも復活させよう!というヒーローたち...対策もないのに緊急事態だからとにかく急ぐのか ・「これ必要?」というシーンも結構あったので4時間にする必要をあったのか疑問。不要なシーン削除して3時間ほどにしてもよかったんじゃない ・アクアマンの設定が変わりすぎ!2018年に公開した『アクアマン』と設定が合わない...でも設定が合わない部分が多すぎてもうこの映画は「スピンオフ」扱い ・マーシャン・マンハンターは何のために出てたのか...地球のピンチだったのにただ観察しかしていないヒーロー ・ワンダーウーマンのBGM出すぎ
もちろん、この映画には良いところもありました。
しかしその良さは、すべて「ジョス・ウィードン」監督が編集した2017年公開版より
マシになった部分であって、この作品自体の良さではなかったと思います。
例:存在感が薄かったサイボーグ、ステッペンウルフのキャラクター性が深くなった。
まぁ、「DCヒーローが好きな人」が楽しめる映画を目指して作れた映画なので
ファンは満足すればいいと思いますが
「ワーナーブラザーズ」が目指したのも
ただ「DCヒーローが好きな人」が楽しめる映画を作ることだったんですかね…
『アベンジャーズ:エンドゲーム』より1千万ドルもっと制作費用をかけたのに
『アベンジャーズ:エンドゲーム』より儲かってない時点で
DC世界観の映画を『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』のようにすると損失が発生する
と考えるのが自然ですよね。
(儲からないと次の映画が作れないので結局シリーズは衰弱化されてしまうし)
でもこの映画は確かに価値のある映画でした!
(1) 4時間映画を映画館公開できないので、ストリーミング配信でしか楽しめない形が何かを知った。
(2) 監督が配給会社の影響をあまり受けることなく、自分がやりたいことをやった。
今後ほかの監督たちにもこのような機会があるといいですね。